全録レコーダーBXT3000は本当にオススメ、だからあなたに買ってほしい
購入後しばらく使用して「やっぱり買って良かった。自分の好きな人全員におすすめしたい」という商品があるので紹介します。Panasonic HDD搭載ブルーレイレコーダー ブルーレイDIGA DMR-BXT3000です。
パナソニック 2TB 6チューナー ブルーレイレコーダー DIGA DMR-BXT3000
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2013/01/29
- メディア: エレクトロニクス
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機能がさらに充実の後継機種が発売間近なんですが、そちらは10万円以上はするもんで、だからこそ値段が下がっている今(2014年5月現在)がオススメです。
いわゆる「全録」のハードディスクレコーダーです。6チャンネル同時に録画し続けてくれます(チャンネル録画、という名前の機能です)。公式発表だと短めに説明されていますが、ウチの場合9倍画質録画・19時〜3時で約1か月録画できてます。
「全録」でない普通の録画機能は問題なく充実してます。レスポンスも「もたつくなぁ」と思ったこと一度もないです。電源入れて数秒で気持ちよく動かせます……的な、「フツーのレコーダー」としての機能に関しても何の心配もないわけですが、今日はとにかく「全録」がいかに素晴らしいかということをお伝えしたい!
生活が変わるんです! ……ジャパネットの高い声のオジサンみたいですが本当です。生活が変わりますよ!?
テレビの観方ってだいたい、暇な時に点けてみて、その時チャンネルをポチポチ変えながら「観てやってもいい」と思える番組が映っていれば観るし、観なければ消す。そんな感じですよね? その行動を「過去1週間の番組表の中から選ぶ」という形に切り替えられるんです。
これ、言葉で読むと「ふーん」ぐらいかもしれませんが、実際は凄いことなんでよく想像してほしいんです。暇つぶしに観る、観る予定で準備してたわけじゃない全てのテレビ番組が、早送りしながら品定めできるんです。途中でやめても、やっぱり再開しても全然許されるんです。すごくないですか?
仕事から帰った自宅で点けたテレビに映ってる番組は、とりあえずすべて録画中です。なので、とっとと風呂入るつもりだったのに今映ってる画面の数分後が気になっちゃって次の行動に取り掛かれない……ということがなくなるんです。「テレビに今映っているモノ」に自分の現在が左右されない。だって自分の都合にあわせて後から追いかけられるんですから。ま、実際には「どうせ録画してるし後で観ればいいや」って踏ん切りをつけて次の行動にかかって、忘れちゃって観ないことも多いんですけどね。でも、総じて損したって感覚は全然ない。
フォローしている友人の「あの番組おもしろかった!」ってツイートを見かけても全然焦らないんです。twitterで見かけた後、じゃあ観てみるかっつって後から悠々と対応ができるんですから。「俺、みんながテレビ観てる時間だいたい家に居ないからなぁ」って事実が、ネガティブ要素にならないんです。その面でのストレスが、全然違うんだよなぁ、ぜんぜん。いやホントに。
録画予約というものにそんなに前向きじゃない人も多いと思うんです。それでも、それであっても、この機械を買った後の自分を振り返ってみた時に「ああ、フローしてっちゃう情報に追われなくて良いのって本当にラク!」って感じられると思うんです。ホントにこれ、みんな気付いてくれると思うけどなぁ。
何か月か使ってみた自分の不満……というか懸念事項は、「6チャンネル録画だからNHK教育やBSやCSは漏れちゃう(NHK・日テレ・TBS・フジ・朝日・テレ東になっちゃう)」ということと、「19時〜3時で対応してる現状でほとんど網羅できているけど、ごくまれに、ごくまれに昼間の番組がバズった時に結構気になっちゃう事実と、深夜の映画が途中で切れちゃう事実をふまえて、もしかして全録時間をもっと延長した方がいいのかな」ということ、その二つだけですね。後はもう、モロ手をあげて喜んでいます。BXT3000最高!
消費電力もたいしたことないし、権威もある(2013年度のアワード的な評価もあっちこっちで受賞してるみたいだ)し、新商品発売直前の今は底値に近くなってるみたいだし、10万円以下で買える今のうちに、この便利さを俺の好きな人にこそ手に入れてもらいたいですね。「テレビ番組が録画できるようになった」「テレビ番組が番組表から予約録画できるようになった」の次に訪れた革命的なハツメイがこの「全録」だと思います。間違いなく。
本当に、本当に心から、安くて良い買い物をしたと思います。いやー、ホントに。
http://kakaku.com/item/K0000461793/
売れてる芸人の名前には『し』の字が入ってる、の件
TBSの新番組「水曜日のダウンタウン」を観てたら、松本人志が「売れてる芸人の名前には『し』の字が入ってる」っていう説があると紹介してたんです。タモリ、たけし、さんま……なるほど。せっかくなので思いつくままに「名前に『し』のつく芸人」をピックアップしてみました。
- 名前に『し』のつく芸人
立川談志・桂文枝・横山やすし・森田一義・西川きよし・ビートたけし・志村けん・島田洋八・笑福亭鶴瓶・西川のりお・明石家さんま・島崎俊郎・春風亭小朝・ラサール石井・島田紳助・田代まさし・石橋貴明・木梨憲武・上島竜兵・浜田雅功・松本人志・ジミー大西・内村光良・江頭2:50・東野幸治・上田晋也・岡村隆史・藤本敏史・なだぎ武・中川剛・松嶋尚美・原西孝幸・ほっしゃん。・遠藤章造・品川祐・木下隆行・有野晋哉・ケンドーコバヤシ・藤井隆・設楽統・小林賢太郎・吉田敬・田村淳・有吉弘行・富澤たけし・西田幸治・柴田英嗣・徳井義実・しずちゃん・庄司智春・井上聡・トシ(タカアンドトシ)・高橋茂雄・堤下敦・若林正恭・山本博・板倉俊之・川島明・田村裕・春日俊彰・石田明・西野亮廣・又吉直樹
でも、所さんには入ってないことに気づき、「ああ、『じ』ならOKなのか」と思ったんですよね。なので今度は『じ』をピックアップ。
- 名前に『じ』のつく芸人
坂上二郎・所ジョージ・寺門ジモン・板尾創路・今田耕司・名倉潤・加藤浩次・千原せいじ・塚地武雅・中島知子・井戸田潤・児嶋一哉・中川礼二・片桐仁・たむらけんじ・ハチミツ二郎・千原ジュニア・陣内智則・河本準一・黒瀬純・綾部祐二・藤原一裕・秋山竜次・梶原雄太
いや、待てよ? 名前じゃなくても、ユニット名に『し』が入ってりゃいいんじゃないのか?
- ユニット名に『し』または『じ』のつく芸人
大竹まこと(シティボーイズ)・渡辺正行(コント赤信号)・太田光(爆笑問題)・ヒロミ(B21スペシャル)・宮迫博之(雨上がり決死隊)・大久保佳代子(オアシズ)・有田哲平(くりいむしちゅー)・光浦靖子(オアシズ)・タカ(タカアンドトシ)・渡部建(アンジャッシュ)
いやいやいやいや、芸名になくても、本名に『し』が入ってればOKにしちゃおうよ、っていう。
- 本名に『し』のつく芸人
桂歌丸(椎名巌)・桂文珍(西田勤)・オール巨人(南出繁)・ぼんちおさむ(長瀬修一)・片岡鶴太郎(荻野繁雄)・ビビる大木(大木淳)・哲夫(中西哲夫)・劇団ひとり(川島省吾)
Wikipediaって便利だなぁ……。でも、これだけ広げても『し』も『じ』もつかない芸人、いっぱいいるんです。
- 名前に『し』も『じ』もつかない芸人
東八郎・萩本欽一・加藤茶・せんだみつお・関根勤・小堺一機・トミーズ雅・トミーズ健・山田邦子・野沢直子・肥後克広・木村祐一・出川哲朗・南原清隆・三村マサカズ・大竹一樹・森脇健児・松村邦洋・岡田圭右・山本圭一・堀内健・ウド鈴木・天野ひろゆき・原田泰造・バッファロー吾郎A・竹若元博・博多華丸・竹山隆範・小木博明・矢作兼・木本武宏・濱口優・矢部浩之・博多大吉・田中直樹・日村勇紀・田村亮・土田晃之・小沢一敬・小杉竜一・友近・小籔千豊・後藤輝基・ふかわりょう・伊達みきお・八木真澄・鈴木拓・バカリズム・岩尾望・山崎弘也・佐藤哲夫・松田大輔・山里亮太・井本貴史・馬場裕之・ノブ小池・井上裕介・箕輪はるか・大悟・狩野英孝・近藤春菜
……けっこう大物も多くて、この人たちを抜いて「売れてる芸人」って言っちゃうのはちょっと憚られるメンツじゃないですか?
もちろん、誰をピックアップするかなんて俺の胸先三寸ですから、芸人すべてが網羅できてるわけじゃないし、こんなの全然意味ないんですけどね。ただまあ、俺が思い付きでピックアップした上記の166人のうち、63人(37.9%)には名前に『し』がついてましたよ、と。
どうしても頭に浮かんじゃうのは「単純に、日本人の名前に『し』や『じ』が多いだけなんじゃないのか」っていう話ですよ。浮かんじゃいますよね。なので例として、現在ジャニーズ事務所に所属するタレントさんを似たような基準で分類してみました。有難うWikipedia。
- 名前に『し』のつくジャニーズ事務所所属タレント
錦織一清・東山紀之・草なぎ剛・香取慎吾・城島茂・長野博・井ノ原快彦・堂本剛・大野智・櫻井翔・山下智久・加藤シゲアキ・手越祐也・渋谷すばる・村上信五・安田章大・錦戸亮・大倉忠義・亀梨和也・宮田俊哉・二階堂高嗣・佐藤勝利・松島聡・戸塚祥太・橋本良亮・重岡大毅
- 名前に『じ』のつくジャニーズ事務所所属タレント
- ユニット名に『し』または『じ』のつくジャニーズ事務所所属タレント
植草克秀(少年隊)・坂本昌行(V6)・森田剛(V6)・三宅健(V6)・相葉雅紀(嵐)・二宮和也(嵐)・中山優馬(NYC)・菊池風磨(Sexy Zone)・マリウス葉(Sexy Zone)・五関晃一(A.B.C-Z)・塚田僚一(A.B.C-Z)・河合郁人(A.B.C-Z)・横山裕(関ジャニ∞)・丸山隆平(関ジャニ∞)・山田涼介(Hey!Say!Jump)・知念侑李(Hey!Say!Jump)・岡本圭人(Hey!Say!Jump)・森本龍太郎(Hey!Say!Jump)・有岡大貴(Hey!Say!Jump)・高木雄也(Hey!Say!Jump)・伊野尾慧(Hey!Say!Jump)・八乙女光(Hey!Say!Jump)・薮宏太(Hey!Say!Jump)・濱田崇裕(ジャニーズWEST)・桐山照史(ジャニーズWEST)・神山智洋(ジャニーズWEST)・小瀧望(ジャニーズWEST)
- 名前に『し』も『じ』もつかないジャニーズ事務所所属タレント
近藤真彦・佐藤アツヒロ・岡本健一・中居正広・木村拓哉・稲垣吾郎・山口達也・国分太一・松岡昌宏・長瀬智也・堂本光一・滝沢秀明・今井翼・生田斗真・内博貴・小山慶一郎・増田貴久・上田竜也・中丸雄一・北山宏光・千賀健永・横尾渉・玉森裕太
ジャニーズ事務所所属タレントのうち31.9%には名前に『し』がつくし、全く『し』に関係ない名前の人は26.7%だったわけですよ。芸人の時と結果があんまり変わらない。これじゃ無作為に選んだ100人の名前を割り振って行っても、結構な確率で『し』が入ってそうだなぁ、と思ってしまいました。
ま、そんだけの話なんですけどね。
note.muって新しいサービスに触れた感想を
まず名前が気に入りませんでした。なぜノートなんて言う超一般名詞にしたのか。もしかしてLINEの向こうを張ったのか。俺はお笑い芸人でもレギュラーとかピースとかみたいな、SEO対策を頑張ったらすぐさま社会の迷惑みたいなネーミングが嫌いです。それってアイディアがないじゃないか。ノートって一般名詞であっても、例えば前にエヴァーを付ければ素晴らしい唯一無二のネーミングになるわけで。このサービスが大成功した日に、人々の間で「ノートって言われても紙のノートかウェブサービスのnote.muかわかんなくて困っちゃうね」って会話がなされて、そんでサービス提供者がそれを聞いてにんまりするっていう満足以外、地球上の人のメリットが何にも思い浮かばないんだもの。
あと、2014年4月上旬の時点でとても重たい(アクセスしてもなかなかページが表示し終わらない)。始まったばかりのウェブサービスが重たいってこと、とてもよくあることだから仕方がないけど、「自分でコンテンツを作ることを生業にしている人」以外の人のコンテンツがマネタイズできるかもよ、ってサービスなのにこの重たさってば、クレジットカードとか使うにあたって、やっぱり不安が残るよなぁと思いました。
それから、既存のソーシャルネットワーキングサービスが同じようなマネタイズサービスを始めたら、あっさり萎んでしまうのではないかと心配になった。
なんて三つばかり腐しちゃったけど、基本的には全然期待しているし、面白がっています。最近特に、友人がみんなtwitterで満足してしまって、140字に収まらない量の文章を書かなくなってしまったから、こういうきっかけがあるのは単純に嬉しい。
自分もnote.muのアカウントを取って、さっそく何か書いてみようと思った。思ったけど……年間で数エントリしか書かないブログを放置しているのに、今更俺に何が書けるのかって思って、そんでとりあえず、むかーし書いた文章を再掲することにしました。同じことやってる人も多いかもしれません。
読んだ人から100円もらえるとしたらどんなことができるだろうか、と考えてみる。思いのほか何も思い浮かびません。今の自分のブログだと、アイドル関連のトークイベントのレポートなんかは頑張って書いてる方なんだけど、これを上梓して100円ずつもらうのはやっぱり違う気がします。だって俺以外の人の言葉なわけで。
自分のブログの中から、お気に入りのエントリを引っ張ってきて再掲するってのは考えました。楽だし。でも、それって今もネット上に存在してて無料で公開してるんですよね。……って書いてたら、10年近く昔のことを思い出しました。自分のmixi日記で、「パソコン黎明期の思い出のゲームタイトルを募集」ってネタをコメント欄でやったところ、ほどなく盛り上がったところで無茶苦茶素晴らしく情報が集約されたまとめサイトのページを貼られて、その後ぱったりコメントがもらえなくなった、なんてことがあったなぁと。その考え方で行くと、テメェの昔のエントリ貼っても、わざわざ「ここでも同じ文章、無料で公開してますよね」ってツッコミ入れてURL貼ってくる無粋な人がいるかもしれないですよね。
誰かとのウェブチャットのログを載せるってどうかな? 対話形式のエントリって読みやすいし、書き手の一人語りよりも話題が膨らむ可能性が高い。「この人とこの人の会話だったら読んでみたい」って思わせる組み合わせってありますよね。
意外に人気ありそうなのは、「この先で俺、こういう界隈の人たちのうち、ある3名に対する悪口を盛大に書きます! その人たちとは絶縁する覚悟です!」みたいな文章かな。書き手が自分の信頼できる人だったら、その人が不退転の覚悟でけちょんけちょんにこき下ろしたい相手が一体誰なのか、どんなふうに毒づいてるのか、読みたくて100円支払っちゃうかもしれない。
俺がもしも20代の女性で、ウェブサービスとかに詳しい男性とお付き合いしていたとしたら、仲違いした時の相手に対する罵詈雑言や悔い改めさせたい不満事項を、1000円とか2000円とかの有料コンテンツにして公開するかもしれない。そのお金で私は甘いものを食べて(少しだけ)機嫌をなおすから。支払う気がないなら即お別れですよ、そんな甲斐性なしの男なんて!
そう考えると「○○業界を退職した僕がいろいろ暴露します」系のエントリは、どこの会社の人かうっすら匂わせてたら、100円200円なら払って読むかもしれない。読まざるを得ないかもしれない。……世知辛い世の中だなぁ。そう考えると、小銭を人質にするみたいなエントリはあんまり人を幸せにしないですね。もしかしたら、そういうのを禁止する利用規約があるのかもしれない(ちゃんと読んでない)。
有料メルマガブームが来た時、一般人の生み出すコンテンツに少ないなりにも値段がつく時代が来るかもしれないって今一度考えてみて、そんで俺自身、俺なりに考えてみて、俺の書いてることなんて金とれるレベルじゃねーな、って結論に至ったんですよね。有名人の文章ならまだしも、一般人の自分の自分語りは、やっぱりブログが最適だなっていう自覚があって。もしもマネタイズするなら、その時は同人誌かな、と思ってました。
でももしかしたら、note.muをきっかけに、お金かまたはお金に代わる何かが当たり前のようにやりとりできるようになって、誰もがそれを当たり前のように一般人同士で交換するようになって(それはfacebookの「いいね」みたいに)、それがごくまれにマネタイズに繋がっちゃう、みたいな日がくるのかなぁなんて、ほんの少し妄想しています。
ということでnote.mu、頑張ってください。期待してます。
ちなみに俺のnoteはこちらです。
https://note.mu/dk4
THE MANZAI 2013を観た
録画して後から観るのを楽しみにしていたんですが、21時過ぎに母親からdocomoのキャリアメールが届きまして、そのメール件名と本部冒頭が「マンザイみてる? ノンスタイルが一番」だったんですよ。開封せずともスマホの壁紙にそうやって表示されちゃってて。わ、ノンスタイル優勝かよ! こちとら優勝者が誰か楽しみにしてるのに! なんで結果をメールしてくるんだよ! とブチ切れてしまいまして、「録画で見るの楽しみにしてるのになんでわざわざ結果書いてメールしてくるんだよ!」と電話したところ、まだ優勝は決まってないよと言われ、その上で自分の好きなノンスタイルについてまだしゃべりたい母親の発言を制止し、その後はなごやかに別の話をして電話を終えるという一幕がありました。結果的に没交渉になりがちな母親との会話が得られてよかったです。
それはさておき、一応感想を。観終わってかなり時間が経ってるんですが、自分が数年後に読み返す時用にメモを残すつもりで書きます。
レイザーラモンは、既にテレビで人気者のふたりが、あえて今漫才に挑戦したというストーリーが重要なんだな、と思いました。面白くなくはなかったけど、緊張もしてたし、学生漫才っぽかったかな。
チーモンチョーチュウは3文字ゲーム漫才より全然面白かったですね。超超オーソドックスなボケツッコミもありつつラストで世界観がズレるところなんかは良かった。コント的でありつつコントでは表現できないところが面白いなと思いました。
オジンオズボーンは、高松さんが篠宮さんより先にボケを返すという「変則ダブルボケ」という技でTHE MANZAIに立ち向かったわけですが、結局決勝トーナメント進出には至らなかったですね。高松さんの滑舌の問題も少しあったように思います。この「変則ダブルボケ」って、相当最後の手段っぽい気がするので、篠宮さんのダジャレ漫才ももしかしたらここで一区切りかもしれませんね。
千鳥は結局決勝に残ったわけですけど、1本目のネタは会場の盛り上がりももう一つだったかな?
学天即は思いのほかオーソドックスな漫才をするんだな、と思いました。普通に面白かったですけど、それだけだったかな。
風藤松原のネタって、実は文字だけでも成立しちゃうような、ハガキ職人のハガキのネタみたいだった気がしたのは俺だけかしら。もちろん最後の方で伏線の回収とかはあるわけですけど。いやー、やっぱりあのテンポで聴いてるからこそ面白いのかも?
銀シャリは腹を抱えて、息ができなくなるほど笑いました。正直ずっと彼らが苦手で、笑ったことなかったんですけど今回は詰め込んでくる感じが最高によかった。テンポとかリズムとかが俺の笑いにたまたまあってたのかもしれない。とにかく面白かったです。決勝に残れず残念。
ウーマンラッシュアワーってやっぱり漫談ですよね……。早口にも慣れて聞き逃さなくなれたので(俺の耳が追いつくようになったので)よかったです。
天竺鼠は最高に面白いんだけど、やっぱり「会場を笑わせること」よりも「(自分たちが)面白い笑いをやること」を優先してますよね。もっとおどけて、一般大衆に媚びられるようになったら優勝できる気がします。千鳥が昔そうだった気がするので。千鳥まだ優勝してないけど。
NON STYLEは天竺鼠のまったく逆で、一個一個の笑いが自分たちにとっての磨き抜かれたセンスたっぷりの笑いでなくても、とにかく全体を通じて笑い続けられるように、テンポよく数を詰め込んでるんですよね。しかも「揺れる」みたいな記憶に残れるギャグも入れてきてて過去を超えようとしてきてる。国民ワラテンが99点になるのもよくわかります。彼らがあの形式でやり続ける限り、そして同じ方式でカウントする限り、国民ワラテンは何度でもNON STYLEが獲得できるんじゃないかしら。ナイツやサンドウィッチマンでもここまで詰め込むのは無理でしょう。彼らが一番THE MANZAIを研究し尽くしてると思います。
東京ダイナマイトが最っ高に面白かった。今回一番笑ったと思う。一昨年のナイツが酒井法子をネタにしたよりも、もっと踏み込んだ業界ギリギリネタ(みのもんたネタ)だったわけですが、あのメンバーの中ではその役ができるのは彼らだけだったと思うし、むしろ業界ギリギリネタなんて忘れちゃうぐらい全編にわたって面白かった。息がつけなくて苦しかった。俺の中では東京ダイナマイトが優勝でした。
流れ星はまずワイルドカードで這い上がった時点でもう、「来年売れた」な気がしました。漫才に挟み込んでくるギャグも嫌な感じじゃなかった。変な祭囃子も面白かった。ちなみにあれからずっと、俺の頭の中に「〜オリオーン座」のくだりが定期的にリフレインしてます。売れたな流れ星!
決勝は3組とも面白かったけど、俺は千鳥を推します。あのネタ、たまたま録画してた今年9月の「北野演芸館〜たけしが本気で選んだ芸人大集結SP〜」でもやってたネタで、繰り返して5〜6回観ちゃってたネタだったんですね。にもかかわらず全然笑えた。だいたいのネタは「知ってる」ってだけで割り引いちゃうのに、かといって待ってました的なギャグとも違うと思うのに、とにかく「ヘネ」に笑ってしまったし「ヘネ」と言う時の大悟の顔に笑ってしまった。良かったです。
ということでウーマンラッシュアワーの優勝。おめでとうございます。彼らが今後テレビ的にブレイクするかは五分五分かな、と思ってます。やっぱり村本という人の性格の悪さはネタからも言動からもにじみ出てるじゃないですか。テレビのバラエティ番組に呼ばれ続けるのってやっぱり内輪でわいわいの仲良しサークルにちゃんと身を置かせてもらえるかどうかだと思うから。漫才やらせたら日本一って実力だったとしても、常にネタを披露して評価して見比べてもらえるわけじゃないですからね。
国民ワラテンについては、とにかくNON STYLEの方式がベストだってことがわかったわけですから、来年優勝したいと思ってる多くの漫才師の皆さんには一旦これを学んで研究してほしい。あの詰め込み方・あのテンポでやればグラフのてっぺんがずっと続くという状況は作れるし、審査員が全員他の人を選んでも国民ワラテンの1票は獲得できるわけじゃないですか(国民は排他じゃなくてただ笑った数だけクリックしてるだけだから)。優勝したいならとにかく一度取り入れてみてほしい。自分たちの笑いを追求するだけじゃなくて。
審査員が「もっともよかった1組に投票する」っていう方式も、考える余地はありますよね。だって本来、審査員もワラテンボタンをクリックしてもいいわけじゃないですか。その方式だと、自分がどの漫才師にもっとも笑ったか(自分がどの漫才師を推すことになったか)がわからない。お笑いを評価するという観点でトップクラスの人間があの場に並んでて1票を投じるっていうのは、漫才師の未来の一端を左右するわけじゃないですか。だとすると例えば既にトップクラスの人気を誇って毎日テレビで見かける漫才師よりも、日の目をあててやったらどうなるかわからない・見てみたいと思わせちゃう漫才師の方に1票いれるかもしれない。しかもそれって全然悪いことじゃないと俺は思うんです。
まあ、国民ワラテンを含めた審査方法が、本当にベストの方法なのか俺にはわからないけれども、審査方法がかわってもっと「ほんとうの実力者が優勝できる仕組み」が盤石になったとしても、自分が笑ったかどうかとはたぶん別なので、だとしたらもう、ずっと今のままでもいいのかな、と思ってます。
とくにお笑いマニアでもない俺はこうして年末のTHE MANZAIだけを楽しみにしていて、そこでずらりと並んだ漫才のプロたちが、ライバルに負けないために一切手を抜かない磨きぬいたネタを披露してくれるのを楽しみにしてるわけです。だから優勝者はもうどうでもいい。その点で言えば決勝特番に残るのは12組じゃなくて24組くらいでもいいなぁ。審査員の寸評は後で、各人のブログで少しずつ更新してくれればそれでいいので4〜5時間、本気のネタを見尽くしたいですね。
そんな勝手なことを思わせてくれる、最高に楽しい夜でした。ありがとうございました。
この企画誰かもらってください
自分撮りえり巻き。……こう書くと何のことやらさっぱりですけどもね。
最近、自動車のテレビCMで、「上から見た映像を見ながら縦列駐車できるので車庫入れも安心」みたいなのあるじゃないですか。運転席のテレビ画面に上から撮られた自動車が映ってるやつ。あれって、実際には上から撮ってるわけじゃないって知ってました?
あれって別に人工衛星から映像が送られてきてるわけじゃない。自動車の側面に超広角レンズのカメラが複数ついてて、それらの映像をまるで上から見ているみたいになるように合成してるだけなんです。カメラの角度を変えない限り重なる部分・重ならない部分はかんたんに計算できるから。俺の勘ですけど、たぶん自動車の天井の部分は実際のリアルタイム映像ではないんじゃないかな? 自動車の天井にマジックでバカって書いてても、運転席の画面には表示されないと思います。たぶん。
広角のレンズを決まった間隔で周囲に設置すれば、まるで上から撮影してるみたいに自動的に合成できる。リアルタイムに表示できる。っていうその技術を、俺は痴漢冤罪防止に使いたいんです。痴漢冤罪!?
映画で表現された天草四郎みたいな、シャンプーハットをかぶりすぎちゃったみたいな形のえり巻きがあるでしょ。あれの端っこに等間隔に広角レンズを取り付けるわけですよ。合成すると自分が真上から撮影されてるみたいに録画できる。その映像はえり巻きには保存されず、警備会社のサーバーに無線で送られます。撮影しながらリアルタイムに、自分以外の人の顔にはモザイクをかけながら記録されますので、盗撮にあたらないと言い張れます。
さあ痴漢に間違われた! その瞬間もあなたのことを上から見ていた映像が、警備会社のサーバーに蓄積されています。落ち着いてそのことを伝え、警備会社の映像を皆で確認すればOK。あなたの挙動はまったく不審ではなく、両手でスマホをいじってるだけだということが確認でき、腰も不用意にカクカク動いてたりしないことが確認できます。チャックもあいてません。残念ながら周囲の人の部分にはモザイクがかかりまくりなので真犯人の情報は記録されてませんが、自分の冤罪だけは逃れることができる、って寸法です。
もしも全ての電車が、車内を天井から撮影し続けてれば痴漢なんて激減するわけですが、やっぱりプライバシーの問題があってそう簡単にはいかない。だから自分で自分を守るために自分を撮影し続ける必要があるんじゃないかと。
ま、天草四郎みたいなえり巻きして満員電車に乗るのはむちゃくちゃ恥ずかしいですけどね。痴漢冤罪を免れられるなら我慢の甲斐もあるんじゃないかと。ま、どうせテクノロジーを駆使するなら個人の痴漢冤罪を避ける方法よりも満員電車を作らないアイディアのほうが大事な気もしますけども。
痴漢冤罪マジこえー。それが悪意の女性の暇つぶしだったら本気でこえー。
ピン芸人がバラエティ番組出演しまくりの人気者になれるかどうかは結局
「フジテレビ関係者は、R-1ぐらんぷりの価値をもっと上げたいなら優勝者の中山功太をもっと起用させろよ」と書いたことがあります。2009年の話です。
でも中山功太はブレイクしませんでした。テレビの売れっ子にならなかった。今もいろいろ模索しながら頑張っていらっしゃるのだと思います。
WikipediaでR-1ぐらんぷりの歴代優勝者を見ると……ブレイクしてない人が多いことに気付きます。少なくともキング・オブ・コントやTHE MANZAIに比べるとブレイクしてません。ほっしゃん。や博多華丸は充分ブレイクしてると思いますが、二人の共通点は元々あるいは現時点でピン芸人じゃないところです。元々の相方とも仲良くやれる。つまり生粋のピン芸人とは言い切れない。
R-1ぐらんぷりで優勝したのにブレイクしなかった、数々あるバラエティ番組の出演者枠の中にハマらなかった数々のピン芸人たち。彼らはなぜピン芸人なのでしょうか。彼らは何故コンビやトリオでやらなかったのか。なぜ、やれなかったのか。
お笑いバラエティ番組を観てると、若干入れ替わりはありつつも、やっぱりいつも決まったメンツです。なんで彼らがいつも番組に出てるのかと言えば、人気(需要)があるから……じゃない気がするんです。番組作りってたぶん、コネ……というといやらしい感じになっちゃいますが、すべて人間関係ですよ。一緒の番組作ってみてうまくハマってたら同じスタッフの違う番組でまた呼ばれる。メインMCの芸人さんとの企画会議で、誰を呼びましょうかってなれば過去の番組でいい感じだった仲間を呼ぶ。スタッフとの人間関係でちゃんと如才なく振る舞えて、一緒に仕事してよかったなと思ってもらえればまた呼ばれる。結局はそれだけなんですねきっと。で、その露出量がそのまま世の中の需要(人気)に見えるだけ。俺ら視聴者は低能なので、いっぱいテレビに出てる、知ってる人が面白い気がしちゃうんですもの。
思えば、お笑いコンビの片方がテレビに出まくっていて相方はあまり見かけないってパターン、やっぱり見かけない方は人づきあいが下手そうに見えますもん。人見知り芸人と認識されていたバカリズムもオードリー若林も、今の地位まで皆に認知され、かつ長年信頼し合っているスタッフに囲まれた環境で番組を作ってる現在、全然人見知りっぽく見えませんよね。自分たちの領域から引っ張り出されたら全然内向的なんでしょうけど。
売れないピン芸人さんがピンでやってる理由が「うまく人づきあいができないから」だとしたら、コンビやトリオじゃダメだったもんで仕方がなくピン芸人を選んだんだとしたら、やっぱりテレビ番組的なブレイクは難しいような気がするなぁ……なんてことを思ってしまいました。世知辛い。ま、しょせん勝手な想像ですが。
JR在来線のグリーン車に乗った時のことのメモ
先日、生まれて初めてJR在来線のグリーン車に乗ったのでその時のことをメモ。
在来線のグリーン車って、めちゃくちゃ縁遠くないですか? 俺、チケットが取れなかったという理由で新幹線のグリーン車は乗ったことあったんですが(そちらの方が全然価格は上なわけですが)、在来線のグリーン車は経験なかったわけです。
湘南新宿ラインのグリーン車に初めて乗ることになって、間違った時以外並んだことのないエリアをあえて選んで並んだんです。周囲を見てみると……別に客層は普通なんですよね。成金ババアとかシルクハットにステッキの紳士とかいるのかと思ったわけですが、見た目は全然ふつう。むしろジーンズにリュックみたいなお兄ちゃんもいる。……彼ら、何者なんですかね? 在来線で昼間っからグリーン車に乗ってる人たちって、どういう立場で、どういう意図でグリーン車に乗ってるんでしょうか。デイリーポータルZかなんかでインタビュー記事にしてくれないかしら。
そうそう、並ぶ前にグリーン券を買ったのでした。ホームにある券売機に、改札で使ったSuicaのカードを入れて、降車駅を選択すると、グリーン券の権利がSuicaに記録されるわけです。それから乗車。
俺が乗った時間はたまたま座れたわけですが、在来線のグリーン車は指定席ではないので、座れるとは限らないんですね。空いてたら座れる。っていうか、座れないならグリーン券売るなよという気もしますが、その辺はコントロールしてるかもしれませんね。
席に座って上を見上げると、天井にSuicaをタッチさせる機械がついてます。タッチさせると赤いランプが緑に変わるんです。降車駅まではランプが緑。俺はここに居ていいチケットを持ってるよ、ということが明示される。車掌さんは各人の頭の上のランプが緑色であることを確認するだけで声もかけてこない。便利なシステムですな。
しかも、降車駅に到着する前に、別の席に移ってもう一度Suicaを頭上の機械に当てると、ランプが緑に変わってさっきまで座ってた席のランプが赤になるんですよね。まあ考えたら当たり前なんですけどよくできてるな、と。
あと、グリーン車車両2両の真ん中にトイレがあります。席を回転させて向かい合わせにすることもできました(俺の乗った時間はそんな人いませんでしたけど)。俺にとって通勤電車的にしか使ったことがなかった湘南新宿ラインも結構快適空間になりますね、グリーン券ひとつで。
そう考えると小一時間とか乗るんだったら、缶チューハイ片手にグリーン券をおごっちゃうのも、悪くないのかもなぁとか思ったりしたのでした。おしまい。
……「いやー、俺ごく一般のサラリーマンだけど、タクシーと比べたら全然安いからグリーン車は全然フツーに使うけど??」みたいな人から見たら、このエントリ、ものすごーく貧乏くさいんですかね!? 俺は初体験だったの! 感動したの! ちょっと優越感すら感じちゃったの! すみませんね!!!! あーあ。