着信御礼!ケータイ大喜利の審査システム

昨晩の生放送で、ルーキー・オオギリーグの投稿システムが壊れてしまって、ネタ選者であるジュニアのところにネタが届かない、という事件が起きたの。そのトラブルの中にちょっとしたヒントがあった気がするんだよね。


まず「ジュニアはネタを選んでおらず、放送作家やディレクターが決めたネタを順番に読んでいるのではないか」という疑惑が晴れたんだよね。トラブルによってジュニアのPCに届いているネタは2件のみ、そのネタは面白くないのだがが番組進行上紹介しないわけにはいかず、ジュニアは苦悶の表情で発表する、というシーンがあった。ネタは実際つまらなかった。あれが全て打ち合わせ済みの演技でない限り、いつもは本当にジュニアのPCには多数のネタが届いていて、トークしつつ面白いネタをセレクトしているということなのだ。しかもあのレベルの(つまらない)ネタも送られて来ていたとすると放送作家のセレクトセンスにも相当の疑問があるわけで、ジュニアの荷はかなり大きいと言えるだろう。


しかもルーキー・オオギリーグでシステムがダウンしたにもかかわらず、次の設問ではあっさり直って、しかもそのタイミングで司会進行役の今田は自信たっぷりの表情だった。これはルーキー・オオギリーグとその他の設問とが、違うシステムによって構築されている可能性を示唆していると言えそうだ。つまり──ルーキー・オオギリーグは本当にリアルタイムで携帯電話からネタを募集していた為システムトラブルが発生した。その他の設問は事前に受け付けてあったネタを多く含んでいる為、生放送中のトラブルの影響を受けにくい──というような。ちなみにその他の設問中は、殿堂オオギリーガーやスター・オオギリーガーの作品が多く読まれる。それは「全部のネタを読んでみて質でセレクトし、その上でやっぱり実力者の作品が頭ひとつ抜けていたから」ではなくて、「実力者の作品を優先的に読むことが効率的な番組作りにおいて重要」な為であると考えるのが自然だろう。実際には昨晩の放送にて、最後の問題のラストでやっぱり面白いネタが見つからず、ジュニアが頭をかかえてしまうシーンもあったわけだけれど。


……なんてことを想像したわけなんだが、俺の想像が正しいかどうか、システムの秘密なんて明かされるわけがないし、そんなことどうだろうと番組自体が面白いんだからそれでいいのだ。いいはずなのだ。それ以上求める必要が無いのにこういうことをぶつくさ書いてしまうのは、俺が番組放映のたびにテレビの前を陣取り、一生懸命頭をひねらせてネタを投稿しているからだ。投稿して投稿して、一度も採用されたことがないからこういうことを書いてしまうのだ。


番組中何十万件と届くネタを、スタジオにいる十人程度の放送作家が番組中に全部読めるわけがない。ならば俺のネタが採用されないのは、ネタの質ではなく「単純に土俵に上がっていないのではないか」という想像をしてしまうのだ。放送作家の人にすら読まれてないのではないか、読んでもらえてたら、面白いと思ってもらえるかもしれないのに。妄想でしかないが。
ちなみに番組放送中に紹介されなかったネタのうち優秀なものは、後日番組公式サイトで紹介されるシステムになっているのだが、これが極端に少ない。番組放送中に審査された作品より審査されなかった作品の方が絶対多いのに(母数が大きいのに)、後日優秀作品として紹介されるのは1〜2作品しかない。もちろん「番組中に紹介される」ことに意味があるわけで、それを目的としないなら生放送のテレビ番組宛でなく、雑誌などの投稿コーナーを目指せばいい、ってことはわかるんだけども。それにしたってもう少し、採用されなかった作品への配慮がほしいところである。


……って、何もかもが、自分の作品が採用されないから出てきた愚痴なのだ。採用されない理由を考えるあまり、「採用されなくても仕方がない理由」を思いついて自分を慰めているだけなのだ。男気のない情けな話なのだ。
来年こそは頑張りたい。いつの日か「ルーキー、東京都、dkさんからの作品」と読み上げられるその日まで。
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