R-1ぐらんぷり2009

http://www.r-1gp.com/top.htm
残念ながらリアルタイム実況できなかったので録画したものを観ながら感想を書いていきたい。このために19時以降はネットを見ないようにしてましたからね。相変わらずジングルその他はCOMPLEX。
俺の優勝予想は……バカリズム! ってこれ書いてる現在はとっくに結果出てるんですけどね。俺は知らない。

夙川アトム/ASH&D(正体不明のギョーカイ人)

やっぱり字幕が出ないと厳しいなぁ。あ、ジーステのメーショーが上がった! 何回見ても笑っちゃうなぁ。ほとばしるバーツー。ぶしゃぶしゃ。ネーハールーオールーツードン! ルーツードン! 最後「テロップ入りませんかね」は結構本心かもねぇ。6.5点。
あれ? 得点オープンするんだっけ? 去年までは……思い出せない。まあいいか。堺正章優しいなぁ。

岸学ケイダッシュステージ(笑撃!24時間トラブル発生!)

ジャックバウアーネタとわかってはいたものの、俺なんつっても「24」観たことないからなぁ。どうしても乗り切れないんだよな。きなこをじゅうたんで。寝かせ過ぎだ。「その前に洋式トイレに案内しろ」がサゲ? いやー、どうだろう。5点。まあ俺はしょうがないよね、「24」観たことないから。
三枝は「24」観たことあるのか……。思った以上の高得点だったなぁ。

バカリズムマセキ芸能社(発想自在のネタ職人)

敗者って言われるのが気に入らない。優勝します」数年前は2位か3位でいい、みたいなこと言ってたのにね。持つとしたら。こう持ってこうですね。当然です。持ってたらいいんじゃないですか。代わりに鳥取県。キャスターをつけてシャー。このネタは初めて見た。楽しめました。ゼロの顔ってのがいいなぁ。7.5点。俺バカリズム好きだなぁ。
おお、超高得点。清水ミチコ、こういうネタ好きそうだけどもう100点出しちゃうかねぇ。関根勤に寸評もらったのも良かった。

エハラマサヒロ/よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京(ニクい笑顔のエンターティナー)

相変わらず腹立つなぁ(笑)。裏声の時にどうしても矢野顕子が混じっちゃうよねこの人。人間ってウィナー。なってるの、か、な? こたつでワチャゴナセイグッバイ。歌うまいなぁ。7点。お、高得点。あら、バカリズム越したよ。すごいなー。これ、最終的に満点出るんじゃないかい? 大平サブロー師匠やせたなぁ。っていうか審査員がみんな出場者を褒めちぎっててモノマネ紅白歌合戦みたいな状態だな。

サイクロンZ/太田プロダクション(あっぱれ!ダンシングヒーロー

あれ? 変なヒーローじゃないんだ。この人、腋毛がない。けっこう前から。お、江川達也がバカ受け。先生が一番面白いと思ったネタが面白いと思えなかった……。さっきより拍手少ねぇぞ。「またここでお会いしましょう」ってのは来年もまた来ます、ってことなのかしら。6点。これまた高得点だなぁ。全体的にインフレ。審査員、誰がどの人の時にコメントするか、最初から決まってるんだろうな、きっと。

鳥居みゆきサンミュージックプロダクション(キレ芸暴走プリンセス)

外反母趾。半ライスふたつ。チョーメチョメー。西葛西のサイゼリヤ。吉田に向かってヨーシ。月餅。白目むいたよ。伝票も含め。これはついて来ないよなー。鳥居みゆき知ってる人じゃないと厳しいよね。6点。この人本気で優勝する気あるのかな? 得点いいですいいですって可笑しいな。642点かー。敗者復活組よりは上か。江川達也にむかってお互い様ときたか。

鬼頭真也夜ふかしの会)/ハイレグタワー(疾風怒涛の図書委員)

ある程度本を知らないと笑えないよなぁ。メモる暇がない。たしかにメガネが核心を突かないなぁ。内容には触れない本の紹介って、まあ内容に触れてるのもあったけどな。面白い。7点。このネタ以外に何があるんだろうこの人。ラサールはM-1の審査員もR-1の審査員もやってんのか。「遊びがない」ってのは俺も同意。詰め込む方が受けるのはわかってるんだけど。サコ、ゴメンっていいな。

山田與志/よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京(笑い仕掛けの癒し系フリップ)

「ヨシ」から漢字に変えたのかな。打ったのはゴルゴ13。お尻プリっとしたおじさん。イナゴゴルゴ。ゴルバチョフ。ゴルゴモミアゲー。フー。すごい、カーテンコールだ。よくできてる。面白かった。一番笑っちゃった。8点。アホやなーと言われて「すんません」ってこたえてる。え、足りないの? えーエハラより面白かったのに! んー。もったいない。最後のフィナーレほんとに良かったのになー。これでエハラ優勝だとつまんないなー。

あべこうじ/よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京(ちょいウザスタンダップコメディ

あべこうじ俺期待してるんだけどなー。マスクマスクメロン。「あ、は、はい……」なるよね。てめえ! スキーでならしたのかな? それよりはいいと思いまーす。いずれは乾く。去年よりはぜんぜんリラックスしてた感じ。面白かった。7.5点。相変わらずウザいなー。あー、残念。三枝は「ひとつも噛むトコなく」ってゆうてたけど一個あったよね。全然許せるレベルだったけど。

中山功太/よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪(技巧派フレーズ王子)

寝てなさ過ぎて逆に元気やわー。プールの匂いせえへん? なんで時報なんだろ。俺もそんな時代あったわ。こうしてオチを書いてるとわかるけど、オチに面白さはないんだな、そこが面白い。この一個一個が最後少しでも繋がればなぁ。笑お。6.5点かな。そんなにハゲちゃったんだ。その前にCMだって。おおー! 優勝だ! びっくり! でもうれしいなぁ。良かった良かった。全部R-1のためだって。東京やし、だって。
終わってみれば予想ははずれたし、山田與志が一番面白かったと思うけど、中山功太ならいいかと思っちゃうのは何なんだろう。いや、面白かったけども。
R-1としては早くM-1と同じくらいの評価を得たいんだろうけど、だったらとっとと賞金1,000万円にして、土日のゴールデンに放送して欲しいね。なんか現状だと、世の中の評価よりもピン芸人の皆さんからの評価の方が高くて、勿体無い状態の気がする。
R-1のRは落語のRなわけだけど、なかなか落語でこの決勝戦にってのは難しいのかしら。俺はテレビでしかお笑いを見ないので最近の創作落語とか何一つ知らないけれども、落語の様式美をふまえつつお茶の間の笑いをわしづかみってのは格好いいとおもうので誰か達成してください。
今回は点数を毎回発表する形式にしたわけだけど、おかげでインフレが起こった気もする。審査員の中に「エハラが優勝? ちょっと違うなー」みたいな印象があって中山功太に得点が集まった……ってのは邪推し過ぎか。M-1だと今更評価の方式を変えるのも一大事になっちゃうけど、R-1はそのへん柔軟性があるわけだし、むしろ「全部終わってから、審査員が各自自分の点数を修正しつつ、最終組が終わった後1回だけ集計して、勝敗を決める」って決め方にした方がいい気がするな。一人ずつ点数が表示された方がショー的要素は高まるけど、順番や雰囲気に左右されるところが大き過ぎて、R-1にかけてるピン芸人の皆さんが報われない気がする。まあ運も実力のうちだからいいっちゃいいんだけど、「評価方式がああだからああいう結果になった。実力は違う」みたいな言われ方するのもつまんないでしょ? あと審査員が毎年あまりにも違い過ぎるのもどうかと思うので、今回の審査員の皆さんには来年以降もしばらくはお願いするといいんじゃないかと思います。
今回のR-1を受けてブレイクする芸人は……あべこうじだったらいいな、なんてことを思いました。バカリズムはもう十分評価されてるし、中山功太は「R-1で優勝した〜」とか紹介してバラエティ番組に突っ込んでもあんまり良い結果が得られない気がする。番組内で彼に任せちゃう独立コーナーを持たせる、とかならアリかも。
いろいろ言ったけど俺は面白かったです。来年も楽しみにしてます!