文字はぼかせても意味はぼかせてない

最近よく、テレビのバラエティ番組の最中にボカシ処理がされてますよね。あれって目立つからついボカシのところばかり見ちゃいますよね。

ちょっとしたインタビュー映像とかで、出演者が飲んでるペットボトルがスポンサーとは別のメーカーだったりしたら、まあ隠したいと思うのも仕方ないと思うんですよ。伊右衛門が美味いっつってる番組で生茶飲んでたら隠したくなるだろうな、と。それは許せる。
でも自動販売機を執拗に隠すの何なんですかね。真っ赤な自動販売機がぼかされてたら、そりゃコカ・コーラだろと誰もが思う。結果的にコカ・コーラだけが印象付けられると思うんですよ。コカ・コーラが印象付いた後、CMの時間になった時に「どれどれ、さっきコカ・コーラを隠そうとしてたのはどこのどいつだい?」なんて目線でCMを見る人はいない。「今日の番組ではコカ・コーラが隠されていたな」ということしか覚えてない。

あと、番組の最初と最後、スポンサー紹介のテロップの際に、スポンサー表記の文字以外をぼかす風潮あるじゃないですか。あれもボカシばっかりに目が行っちゃいますよね。本当に意味ないと思う。

だって、ワールドプロレスリングなんて、「提供 ブシロード」って文字の後ろに位置する文字はぼかして消してますが、画面両端の柱に「次週IWGP戦 オカダカズチカVS小島聡!」ってタテにデカデカと表記してるわけですよ。来週の予告を目立たせて来週も観てもらいたいんだと思うんですけど、やっぱりボカシにしか目が行かないですからね。

ぼかす理由はスポンサーへの配慮。これはもう制作側も視聴者側もわかってるわけですよ。スポンサー側はぼかして欲しいなんてひとっつも思ってなかったとしても。だから、ぼかす代わりに、スポンサー名をはっきり書いた画像を画面に浮かばせりゃいいんじゃないですかね? ぼかしたらそっちに目が行っちゃうんだから、どうせなら図々しくはっきりスポンサー名を印象付けた方がいいんじゃないかと。

全然関係ないですが、番組の最初と最後のスポンサー表記、今はまだ単なる白文字をスーパーインポーズ的に載せてるだけの番組多いですが、2014年はいっきにフルカラー・アニメ付きに塗り替わる気がしています。そんだけ。