テレビ番組表雑誌にテレビ番組表がいらなくなった時代にテレビ番組表雑誌を創るなら

月刊テレビ誌「B.L.T.(ビー・エル・ティー)」がリニューアル! “番組表のない新型テレビ誌 ”が誕生!
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000006568.html
このニュースの見出しを読んで「えっ」と驚き、すぐさま「おお、そうか」と思い、その後「そりゃそうか」と思いました。そういわれると俺も、人生で最も買ってるテレビ番組表雑誌はB.L.T.だけど、番組表は全然見てなかったなぁ、テレビ番組を軸にした記事を読んでるだけだったなぁ、って思い直して。
番組表なんてなくても、最低でも一週間分はテレビもレコーダーも表示してくれますしね。新聞を広げてその紙面の広さという一覧性には価値があるかもしれないけど、雑誌のサイズだったら別に、って感じかもしれない。しかも、そもそも1か月先のテレビ番組のことを書かれても……って気持ちもあるし、そもそも1か月先の番組表、未定ばっかりで変更の可能性も高いしね。読んでもあまり意味がない気がするし、間違った情報が載ってたとしても目くじら立てる気にならない。この、「間違ってても目くじら立てる気にならない」って感覚は大きいような気がする。
そうなった時に、自分が何か広告を出稿するとして、その時の意識も少し違ってきたなぁ、と思い当る。写真いっぱいの特集記事だったら雑誌にって思うかもしれないけど、普通の紹介だったらネットに出稿した方が瞬間的な口コミが望める。しかも、雑誌の入稿タイミングじゃ、まだ決まってない情報が多過ぎるんだよね。確実に言えることが日程と場所ぐらいしかなかったりして、じゃあ詳しくはネットでいいや、なんてことにもなっちゃう。……ちょっとテレビ番組表から話が離れちゃったけど。
だとしたらさ、今、必要とされてるテレビ番組表雑誌って、1か月前の番組表を載せてる雑誌なんじゃないの? どんな番組でしたよ、誰かに伝えたくなるライフハック情報はこれでしたよ、視聴率はこんな感じで理由は多分コレですよ、この番組の出演者のこんな言動が話題になりましたね、だからこの一週間後のこの番組にこんな影響がありましたね……みたいな確認作業を集約させる雑誌。毎日毎日ネット上でダダ漏れして消えていくテレビ番組に対する反応を、編集長と編集者の意思をもって編集して記録する雑誌。1か月前の事実を後追いするだけじゃなく、それが結果的にこんな着地になったんです、って答えとして見せてくれる雑誌。
以上、そんなんあったら面白そうだけど、俺は雑誌編集とかまったく縁遠い世界の人間なのでテキトー書いちゃいました。本職の皆さんすみません。