これがネズミ捕りってやつ?

近所の踏み切りのそばに警察官が隠れてるの。遮断機が下がり始めているのに踏み切りを越えて走ってきた自動車を停めて、キップをきっている。酒買いに行った時目の前でファミリーカーの家族が捕まってるのを見かけて、帰りには原付に乗った俺と同じくらいの年代の男が捕まってた。
 
次の獲物、もとい違反車を待つ警察官に後ろから「どうして隠れてるんですか?」って聞いてみたの。「停止線のあたりに居れば一時停止しないクルマも減って事故も防止できるんじゃないですか?」って。
そしたら「それじゃ意味がないんですよ。警官がいるから止まる、居ないから止まらない、では。そりゃあこんな方法とらなくても皆、止まってくれるのが理想! なんでも理想どおりにはいかないよ」との返事。なるほど。いつも「あの陰に警察官がいるかもしれないから交通ルールを守ろう」と思ってもらえるように、わざわざ隠れてるのか。なるほど。
 
別に俺は彼と議論したくて話しかけたわけじゃないのであっさりその場を去った。彼の言うことももっともかもしれない。俺との会話中に一台くらい、俺の会話のおかげで難を逃れちゃうクルマがいないかしらと思って見てたんだが残念ながら(?)いなかったな。
 
数年前、自転車泥棒の疑いで捕まって以来、どうしても警察官の言動に対して抵抗がある。全ての警察官がイヤなヤツとは思わないが、入れ代わり立ち代り俺をドロボーと決め付けて乱暴な言葉をぶつけてきた彼らの記憶は、今も忘れられないね。