アイフルの事件

テレビのニュースでアイフルの担当者による債務者への電話のテープ、ってのを聴いたんだけど、「え、この程度で問題になっちゃうの?」って感じましたね(もちろんそれだけじゃなくて、他にも色々問題があったことは記事で知ってます)。
たしかに口調は強いけど、別に「ブッ殺すぞ」とか言ってるわけじゃなかった。「あなたが家に居たってお金は降ってこないでしょ? 動いてくださいよ!」とか言ってた。俺がテレビドラマで見かける取立てシーンに毒されてるのかなぁ。
借金の理由だっていろいろある。病気をわずらっているとか不当に解雇されてしまったとかで働けない人や、事業の失敗に巻き込まれてしまった人、たくさんいるんだろうと思う。俺が嫌いな「身の程知らずで背伸びした生活をしたつけを安易に消費者金融に頼った無計画な人々」ばかりじゃないんだろうことはわかってる。
でもそのニュースで流れていた電話の録音を聞いた限りでは、なんだか「ほら、この口調、恫喝でしょ?」って世の中にアピールする気まんまんって気がしたんだよね。「返せないものは返せないんです」みたいな発言も、ぜんぜん悪びれる様子なく発せられてる感じでさ。俺の第一印象は「盗人猛々しい」でしたよ。
金借りて返済せず、取立て電話の口調に精神的ダメージを受けたから録音してテレビ局にテープ売りつけて。俺は借金せずに生きていきたい、と素直に思いました。……この場合、俺の方が「誰も幸せにしない正論」を振りかざしてるのかなぁ?