この企画誰かもらってください

一部盗作小説。
まったくの新人ではなくて、できれば何かの賞を獲って脚光を浴びて、その後の作品の評価があまりはかばかしくなくて伸び悩んでる感じの作家さんがいい。注目度はそれなりにある人がいい。その人がケータイ小説を引用しまくった書き下ろしの作品を発表するわけよ。若い人の書いたケータイ小説から、みずみずしい表現を大胆にダイレクトに取り入れて、しれっと発表しちゃう。
しばらくしてめざとく見つけた読者が2ちゃんねるに書き込んで、皆で寄ってたかってどこが引用かをあげつらって、まとめサイト作ってアクセス数稼いでバナーでチョイ儲けする人すら現れて、「おいおい、作品全体の半分近くが段落ごとまるまる機械的にコピペしただけじゃねえかよ」ってことが周知になる。作品の出版社からは謝罪と作品回収の発表。作者の公式サイトは伝言板閉鎖。ちょっとしたワイドショーネタになり、日本中のブロガーも喜々としてネタにして見下し発言。パクリってのはいじめの構図を正当化させるからね。
で、作者が自分のサイトで謝って、しれっと作品の出し直し。今度は、引用した部分を真っ黒く塗りつぶした本を自家出版。それを読むと……無断引用されていたところを全く無くしてみると、残った文章でまったく別の結末で終わるお話が現れる! しかも無断引用されたケータイ小説の作者も実は同一人物だったことが判明!
……っていうかそんなうまくいかねーか。っていうかこのプロットで一本ケータイ小説書いてみるか。