ピコエンタテインメント

現在のPerfume人気を考えると、ソニーマガジンズは今のタイミングで「ピコエンタテインメント」のvol.3をしれっと発売すりゃいいんじゃないのか、と考えた。えー、「ピコエンタテインメント」ってムックがあったんですよ。1993年、今から15年前のこと。表紙に江口寿史のイラストを据えた、テクノとアイドルを特集した雑誌だったんですよね。YMOが『TECHNODON』で復活したタイミングで発売されて、細川ふみえのシングルが3枚目のあたり。扱われてるミュージシャンはわりと今でも通用する名前が多い。ちなみに小室は篠原涼子の「愛しさと切なさと心強さと」でプロデューサーブレイクする前。

ピコエンタテインメント Vol.1 1000YEN

ピコエンタテインメント Vol.2 980YEN

vol.1の時点で既に編集者の趣味で混沌としてて同人誌っぽい作りなんだけど、vol.2ではさらにそれが深まってます。2冊通じて電気グルーヴの名前はほとんど出てきません(テクノ名盤100選で『662 BPM BY DG』と『フラッシュ・パパ・メンソール』が紹介されてるのと、CutemenCMJKが「元・電気GROOVE」って書かれてるのぐらい、かな?)。インタビューでソフバ藤井麻輝が「録音にはテレコの替わりにハードディスク・レコーダー(HDR)を使っているから。記憶容量は1ギガ(=1000メガ・バイト)なんで、たいていのものはこれ1台で録音(サンプリング)できてしまいます」と答えているのがいい感じ。ちなみに同じインタビューで「(スコア・ブックが非常に出しづらいタイプの音楽)だと思いますよ。(笑)なんせポリ・リズムのポリ・コードのポリ・テンポってカンジのものが多いんで」とも発言してます。……そんなに面白い話でもなかったですね。
そんな「ピコエンタテインメント」なんですが、YMOの情報に関してはかなりページをさいているのでYMOファンの人はネットのオークションなんかを漁ってみるのはいかがでしょうか。
そんなYMOですが、今年30周年ということで、ハロプロ楽曲大賞主宰でもありますピロスエ(id:prse)さんが「YMO楽曲大賞78/07」を開催されています。YMOファンを自称される方は是非とも参加してみてはいかがでしょうか。締め切りは今月31日です! 急いで初恋!

YMO楽曲大賞78/07
http://www.k2.dion.ne.jp/~prse/ymoma/