海外ミュージシャンの猿真似

欧米のロックをリスペクトして、似た感じの作品を発売する日本人ミュージシャンいっぱいいるじゃないですか。でも音楽雑誌に載ってるインタヴューの海外ミュージシャンの口調(正確には海外ミュージシャンの母国語を翻訳した日本語口語体の口調)を真似してインタヴューに答える日本人ミュージシャンって見かけないですね。「今回の作品は○○が○○だってことをテーマにしてるんだ。それはつまり○○が○○ってことだろう? 僕たちにとって○○よりも○○の方がずっとリアルなことなんだよ」みたいな返答をしてるの、見たことないんですけど。ミュージシャンにかかわらず、外国人インタヴューの日本語翻訳ってだいたいこんな訳され方なわけですが。
曲調やメッセージやジャケ写のアートワークなんかは猿真似しても、インタヴューの口調を猿真似する人はいないんだな、って思っただけなんですけど。……そっか、日本の編集者やライターによる作品であって、別に猿真似したい海外ミュージシャンが自ら発してるものじゃないからか、あの口調は。