生放送って画が全然違うから

昨晩深夜、日テレ24時間テレビの1コーナーとして「しゃべくり007」の特別編がやっていて、絶対に生放送じゃないのに生だ生だと繰り返し言っていたので嘘はよくないなーと思いました。

……と思いましたが、証拠もないし勘違いかもしれないので前言は撤回します。申し訳ございませんでした。以下、俺の考える生放送の雰囲気について。

生放送ってどんなに頑張っても編集の番組には適わないですよね。たくさんのカメラで同時録画しつつ、使えるところを繋いでいくのが編集の番組なわけですが、そのおかげでやっぱり無駄がないんです。番組が効率的にまわる。カメラが切り替わった瞬間、真ん中で映ってる人がしゃべり出し、進行に重要な一言を言う。これがテンポ良く、10回繰り返されるだけで生放送だったら奇跡です。カメラが切り替わって、1秒以内に真ん中に映ってる人がいい動きをする。これって生放送じゃありえないんです。漫然と流れる映像の中で、出演者がカメラとは別の方向に居るスタッフの顔とカンペをちらちら確認しながら、誰が発言すべきなのかさぐりさぐり、カメラのスイッチャーも細かく切り替えて失敗するのが嫌だからついつい長めになりつつ、ぐだぐだで進行するのが生放送。少なくともフジの26時間テレビはそうでしたよね。オールスター感謝祭もそうです。

顕著なのはワイプ映像。別の場所の生中継をスタジオが受けてます、同時進行してますって雰囲気を右下の小画面からかもし出すわけですが、生放送だったらこのワイプ映像に必ず無駄が発声する。画面をじっと見てる出演者が、自分がいつワイプで抜かれているかなんてわからないわけですから、映されてすぐにテレビ的な反応ができるわけないんです。出演者の能力にかかわらずです。

「笑っていいとも」ぐらいフレームが完成してる番組なら別ですが、通常、生放送の特別番組に、ひな壇芸人が大量に居てわーわーやって「アクシデントもあるかも?」みたいな雰囲気で告知してる時は、必ず間延びしたぐだぐだな進行になります。むしろそれを楽しむのが生放送の醍醐味なのに、完全に編集の番組を生放送生放送と繰り返されると、こんな点が有り得ない、この点もおかしいって目でつい見てしまいます。まあ俺が下品なだけかもしれませんけどね。