「ス(吐息)」という笑い方

「ス(吐息)」という笑い方があると思うんです。
通常「ス」の発音って、「スという空気の抜ける音」と「ウの発音」とで出来てますよね? 通常の「ス」は発音し続けようとしても「スウー」になってしまい伸ばしてる音は「ウ」なわけですが、空気の抜ける音であるところの「ス」は息の続く限りずっと発音できる。まさに空気の抜ける音であるところの「ス(吐息)」としてね。
この「ス(吐息)」を嘲笑のひとつとして使う感じ、わかりますか? 顔の笑っていない、おいおい笑わせるなよ的な、ちょっとだけ肩をあげて呆れた感じで、息の抜けるだけの発音で「ス(吐息)」、って笑う感じ、わかります? 「ス(吐息)」って笑い方、あるでしょ? わかるでしょ?
この「ス(吐息)」って笑い方、確実に存在しているはずなのに、笑い方の擬音として認知されてないんですね。例えば小説で「彼はスと笑ってみせた後……」みたいな表現、俺見たことない。でも、実際にこの「ス(吐息)」って、一度認知されたら状況を伝えやすい笑い方として一気にスターダムにのし上がれるポテンシャルを秘めてると思うんです。秘めてないかなぁ?
実際に「ス(吐息)」という笑い方があるのは事実で、それがカタカナや平仮名の表記では認められていないってのが面白いなぁと思ったんです。これがいつか認知されたら俺、超威張っちゃいますから。これ言い出したの、日本で俺が最初ですから!
……あ、あなた今これ読んで、画面の前で「ス(吐息)」って笑いましたね?