MARS EURYTHMICSの謎をめぐる旅

MARS EURYTHMICSが「マーズ・リトミック」と読むと知って驚いてしまった。勝手に「マーズ・ユーリズミックス」だと思っていたからだ。
Wikipediaには名前の由来は載っていなかった。俺は磯部がEURYTHMICSを好きで、EURYTHMICSにあやかってそんなバンド名にしたのだろうと想像した。だが、あやかったのだとしたら何故「リトミック」と読ませるのだろう? EURYTHMICSでリトミックって、最初2文字最後1文字が無視されすぎだ。
もしかしたらEURYTHMICSを「ユーリズミックス」と読むのが間違っているのか? 不安になってYahoo!ステップアップ「英文を聴こう - 英語学習」で発音させてみた。やはり「ユーリズミックス」と発音しているように聞こえる。
今度はYahoo!辞書でEURYTHMICSを検索してみた。そのままでは載っておらず、リズムの部分にHを加えたEURHYTHMICSのスペルで引き当たった。意味は「リズム教育」とあり、その横に「リトミック」と書かれていることに気がついた。リトミック! 繋がった!
今度はリトミックYahoo!辞書で検索してみた。「RYTHMIQUE」と表記するフランス語だった。フランス語だったのか! 意味は「スイスの音楽教育家E=J=ダルクローズが考案した音楽教育体系」と書いてある
MARS EURYTHMICSが英語であり、「マーズ・リトミック」という読み方が英語とフランス語のチャンポンであるところまでたどり着いた後でいろいろ検索してみると、答えが丸々書かれたサイトを見つけた。http://www.fujitv.co.jp/FACTORY/CS0162/0004res.html
テレビ番組「FACTORY」での対談シーンの書き起こしらしい。どうやら磯部が「リトミック」という響きにこだわり、英語とフランス語のチャンポンにならないことにこだわった結果、ということらしい。
そして俺のこの疑問の旅は、前述の対談の最後で「磯部がEURYTHMICSを聴いたこともない」ということがわかって大団円を迎える。良かった良かった。
ちなみにEURYTHMICSのアルバム『savage』は、俺の愛する布袋寅泰さんが過去に「(好きな)10枚に入る作品」であると、彼の著書「布袋寅泰のRadio Pleasure Box」で表明していました。蛇足でした。
Savage