地デジに対応した思い出・番外編(消したのは誰だ)

先日の地デジ導入に合わせてビデオを買い換えたわけです。
http://d.hatena.ne.jp/yurusu/20090505/chidigi
地デジが録画できるDIGAを買いまして、これでDIGAは3台目なわけですが、今まで使ってたDIGA(以下「古いビデオ」と呼びます)も、使えなくなったわけではないのでリビングの隣の部屋に設置することにしたんです。で、スカパー!はどうせアナログだしということでチューナーを古いビデオに繋いで、スカパー!の音楽番組は古いビデオに録り貯めることにしたんですね。
ところが、不可思議な事件が起きたんです。
古いビデオではスカパー!の音楽番組しか予約録画しておりませんで、まとめて観ればいいやとずっと放置してたんです。時間が来れば古いビデオは電源が入ってうなり出し、赤い録画ランプが点灯してたので全く心配していませんでした。ところが、一ヶ月経ってから古いビデオを久しぶりに立ち上げてみると、録画されているはずの音楽番組がないのです! 正確には全部ではなくて、つい最近録画されたものだけが残っています。それ以外は録画されたものがない。
俺は困惑しました。「予約の時間が来れば毎週毎週、ちゃんと動いて録画していた」「最新の分だけは録画されている」「俺以外には誰も古いビデオをいじることはない」──これらの状況が一体何を物語るというのでしょうか。なぜ、録画したはずの音楽番組が忽然と消えてしまっているのか! なぜ、全てではなく最新の1回分だけが残っていたのか!


犯人はリモコンでした。
買い換えた新しいビデオも古いビデオもPanasonicのDIGAシリーズです。同じシリーズですから、新しいビデオのリモコンでもほとんどの操作を古いビデオに対してもできてしまいます。せまい我が家の隣接したリビングで「あ〜、見終わった。消しちゃおっと」と押した消去の操作に、古いビデオが反応してしまったのです。古いビデオはソファに座って新しいビデオに向かった俺のちょうど真反対、背中側に置いてありますが、リモコンの信号は全然届く範囲内だったのです。古いビデオが今メニュー画面になのかどうか、「消去しますか」の確認画面が出ているかどうか、モニタが消えているのだからわかりっこありません。新しいビデオに向かって俺は、何十回も電源のON/OFFを行ない、何十回も番組消去の操作をしているわけですから、録画番組数の少ない古いビデオがせっかく録画した番組を消去の対象としてしまってもおかしくありません。
……謎が解けて納得しましたが、けっこうショックでしたよ。予防策は……古いビデオのリモコン信号受信機を何かで覆い隠すか、古いビデオ自体を別の場所に移動するしかありません。ひとつの家電のシリーズを気に入って買い増して行くってのも良し悪しだなぁと思った出来事でした。