自分の書いた文章ってかわいい

このユルスってブログ、自分の更新が「この企画誰かもらってください」ってのが結構多いなと思ったことがあります。別に自分をアイディアマンだなんて思ってなくて単純に必要に感じただけなんだけど。ただそれをエントリにしたいと思う理由は「まだ誰も言ってない(ような気がする)」からなんだよね。自分の頭の中に出てきたことを、思いつきとしてみんなに聞いてもらいたい。逆に、今日は何を食べましたみたいな日記っぽい事柄は、そんなにみんなに聞いてもらいたいと思わない。みんなが書いてるみんなに当たり前のことは書かなきゃってあんまり思わない。これは結構昔からそうだなぁ。
このユルスをね、たまに読み返すわけです。するとすごい面白いのね。たぶん俺、このユルスの世界一のファンだなぁ。だって、どのエントリの結論も「こんな風に着地したらいいのに」と思いながら読んでる場所に着地してくれるんですもの! 俺の考える面白いものと、ほとんど寸分たがわないところが好き。読みながら「これ書いてる人は、俺の好きなものを良く知ってるなぁ」と感心しちゃう。……当たり前なんですが!
逆に、自分が書いたエントリでも、さっぱり何を書いたのか思い出せない時がある。なにかの記事のリンクURLを貼って、その記事の感想を書いてる時ね。タイトル見ても何も浮かばない。リンク先が死んでたりするともうダメ。自分で書いたはずなのに何も出てこない。気持ちが悪い。読み直しても楽しくない。感想で書いてることが自分の中でちゃんと熟成したものだったら元記事が読めなくなってても面白い(たいした熟成じゃなくても!)。
他所の記事をクリップしまくってるニュースサイトの管理人さんにとって、自分のサイトの過去ログを見直すことはどのくらい楽しいものなんだろう? 俺は俺のブログ読み直すと楽しいです。時間を忘れるくらいに。数年前のエントリ、今読んでも面白いんです。自分で出した結論に同じようにたどりつけるから。
自分で書いた文章を、過去ログとしてインターネット上に残していくのは俺にとってたいへんエキサイティングなことです。どのエントリも可愛くて仕方がない。反論されたり曲解されて沈んじゃうこともあるけど、やっぱりネットに置いておきたい。みんな俺の、かけがえのない子供たちです。俺以外の誰にも産んでやることのできなかった、俺の宝物です。
そんな愛情をこれからも積み上げていきたい。たまに来て、読んでやってください。