Twitter社会論を読んでTwitterについて考える(3) ヒットの理由

「インターネットで何かを発信して、そんで反応がもらえたら面白い」っていう考え方の人は昔からそれなりの人数いると思うんだけど、その人たちがいろいろ使って流れ着いたのがTwitterなんじゃないかと思うのね。ホームページ(または個人サイト)ってやってみたけど更新に手間がかかり過ぎて面倒くさい、ブログってやってみたけど思った以上に書くことないし反応もない、mixiってやってみたけど人間関係が思った以上に色々ある。いろんな面倒やしがらみに疲れて移民してきて、そんで辿り着いたのたTwitter、って感じ。発信することはもちろん単なるつぶやき。受け取りたいのも知ってる人のつぶやき。……ってのが普通だと思ってるんだけど、それは俺がそうやって使ってるから? 自分がそうだから「一般人はみんなそう」って決め付けるのはダメだけど、結構な人数そういう人がいるんじゃないかなぁ。

もちろんTwitterには、botみたいなのをフォローしておいて、情報が欲しいと思った時だけタイムラインを見れば手に入れられるって便利な使い方はあるよ。でもそういうのだけフォローして自分はつぶやかない、って使い方をしてる人は少ないような気がするんだよね……ってこれは完全な勘。裏付けなし。

「知ってる人のつぶやきを見たい」「自分のつぶやきに反応してもらいたい」「便利なリアルタイム情報を、押し付けられるんじゃなくて自分のタイミングでリアルタイムに手に入れたい」ってのがTwitterの人気の秘密であり面白さ。でもそれはもともとインターネットの持つ力そのものだよね。ホームページもブログもmixiも中途半端に放置してる人が今みんなTwitterに辿り着いただけで。あとは「あの芸能人がやってるなら」ぐらいの理由の人たちが群がってるだけですよ。少なくとも「報道としての価値が……」なんて思ってる人、皆無だと思う。