マックユーザー診断

「その人がマックを使っているか否か」で、あることが診断できます。ただしウィンドウズPCユーザーさん限定。マックユーザーさんは非対象の診断です。

 

ウィンドウズPCではなくマック(マッキントッシュ)を使用している人は、今も昔もある一定の人数いますよね。そこで「マックを使っているのはどんなタイプの人か」を考えてみると、2種類のタイプがあって、これは俺の肌感覚ですけれども、おおむね半々ぐらいの割合だと思っています。

「なるほどこの人はマックっぽい」っていう人。おしゃれな人、どうしてもセンスの良さがあふれてきてしまう人、ちょっとエキセントリックなところもあるけど憎めない人、アーティスティックな人、モノとヒトの区別がつかなくなっちゃうような愛情を自然に持っている人、自分の美学に従って生活することに何の違和感もなく肩肘を張ることもなく結果的にスタイリッシュな生活をしている人、などなど。「うち、マックなんだ」って言われるとああなるほどなぁ、それっぽいなぁ、と思っちゃう人が、全体の半分くらいいます。

残りの半分は「お前がマックって……、お前『私、人と違うタイプなの』って言いたいだけなんちゃうんか」って人。「マカーだからさぁ、ウィンドウズのことわからないんだよねー」だの「うちのマックちゃんが言うこと聞かなくてウフフ」だの言いたいだけだろと。憧れ、背伸び、一般人と違うことアピール。お前がマックじゃなきゃいけない理由がどこにあるんだよ、っていう、そんな風にしか思えない人が、全体の半分くらい。

ここで診断です。あなたの友人やお知り合い、あなたの周りのマックユーザーさんは、この2種類のうちどちらのタイプですか? 「なるほどマックだよね」の人か、「なんでお前がマックなんだよ」の人か。何人か思い浮かべて、ふたつのグループに分けてみてください。できましたか? 前者か、後者か。

……。

この診断でわかることは、「今あたまに思い浮かべた後者のマックユーザーさんのことを、あなたは嫌いなのだ」ということだけです。ほら、当たっているでしょう?

あとはまあ、この文章書いてる俺の持つ強烈な劣等感、そして卑屈さね。ハハハ。

トゥルーラブ・ストーリーのリプレイ動画を見て思いついた

トゥルーラブ・ストーリー」っていうゲームが好きだったんです。なんて説明するのが早いかわかんないですけど……初代プレステの、黒い髪の毛の高校生同士の恋愛バナシを追体験するゲームって感じでしょうか。どぎつさのない、煮え切らない感じの世界観が、アイドル楽曲好きの俺にフィットしてて好きでした。

1、R、2、3、Sまで続編があるわけですが、Sあたりは2時間ぐらいプレイしてやめちゃったんですよね。当たり前なんですけど、ゲームじゃないですか。ちゃんとやらないとうまく先に進まない。目的が「学生時代の淡い恋愛を追体験したい」なだけなので、時間もないし、攻略本と首っぴきになりながら重要シーンを見逃さないように頑張ってゲームを進めるの、正直いって面倒だと思っちゃったんですね。

で、さっき(2012年10月)急に思いついてYouTubeを検索してみた。誰かがプレイした動画がないか、って。俺それ観るだけでじゅうぶんだと思って。そしたら……ありましたよ。他人がゲームをしてそれを録画してるだけの動画。需要あるんですねそういうの、やっぱり。

ただ……見つかった動画、正直なところちょっと、いやかなり気持ち悪いんです。本来ゲーム中、女の子は声優さんが声をあててるんですが、主人公(高校生男子)は無声なんです。画面に文字が表示されるだけ。ところがYouTubeで見つかった動画は、アップロードしている男性が、主人公のセリフをちゃんと自分で朗読するっていう動画で。もともとゲームの方で主人公は文字だけで声優さんがあててないのは手抜きなわけじゃなくて、プレイヤーが感情移入するために「自分の声はこんな声(男性声優の声)じゃない」ってならなくするための処置なわけで。

でも、こういうリプレイ動画で、知らない人が朗読する主人公のセリフって……すぐ慣れました。慣れるっていうかすぐどうでもよくなる。内容が、セリフで何を言ってるかわかればそれでいい。俺はブラウザのタブをその動画から別のタブに切り替えて、別のことをしながらセリフを聞いてるってことができる。もともと画面で表現されるのは少年マンガ的なイラストで、声優のセリフにあわせて口をパクパクしてる程度のものですから、一生懸命見てなくても内容はわかるわけです。それこそラジオドラマみたいなもので。

そうそう、こんな感じだった! 懐かしいなぁー。「突然決まった引越しまでの数週間で、意中の相手に思いを伝える」っていう。告白シーンで終わり、っていう。今、そんな設定でコンテンツって成立する? その設定で成立するのアイドル楽曲ぐらいじゃないのか、っていう。

そんで思いついたんです。これをアイドルの女の子が、あるいはアイドルになりたい予備軍の女の子が、映像にしてYouTubeにしてアップしたらどうかと。「歌ってみた」「踊ってみた」があるんだから「演じてみた」があってもいいでしょ? ゲーム「トゥルーラブ・ストーリー」のシーンを再現する映像を演じて録画する。カメラは友人のケータイ。主人公の声はアフレコでいいや。セットは不要、学校に行きさえすれば。「トゥルーラブ・ストーリー」にはセットにお金がかかりそうなシーンなんて出てこないから。

15年以上昔のゲームソフトのストーリーをまるっとパクってる素人動画がYouTubeにアップロードされて、親告罪として目くじらを立てる当事者がいるのかどうかわからないけど、やる側も見る側も、絶対面白いコンテンツになると思いますけどねぇ。しかもいろんな人のバージョンが観てみたい。

……俺の書いてること、伝わりづらいですかねー。こんな感じの動画を、アニメ絵が実写になって、アイドル目指してる女の子が一生懸命演じてる動画があったら、楽しいんじゃないか、って話ですよ。
http://www.youtube.com/results?search_query=〜

……それにしてもこの動画のアップロード主のしゃべり、本当に、なんというか……。タハハ。

キングオブコント2012を観た

録画していたキングオブコント2012を観ました。

去年までの歴代の優勝者を見返してみて……バッファロー吾郎東京03キングオブコメディ、ロバート。なるほど納得のメンツと感じます。キンコメが若干若い気もしますが、優勝はフロックではなかったと思ってます。そして、キングオブコントで勝ったことが、その次の年のブレイクみたいなものに全く繋がってない気がするのも事実です。

今年の優勝については、バイきんぐで納得です。自分にとっても一番笑ったから。「何て言えばいいんだよ」のくだりはマジ笑った。トップリードについては残念だった。応援してるコンビなので。

でも、司会でしかないはずの松本人志が、採点前〜採点中に「はねたね」「はじけたね」って繰り返すのはナシだな、と思いました。たしかに俺も行ったと思ったけど、松本にあんなに言われたら、採点中の芸人たちがそれを聞いてたら、やっぱり安心して高得点入れちゃうと思うから。M-1なんかでも、優勝はもちろん狙ってるけど、それよりも松本に認められたいってコンビは多かったじゃないですか。そのぐらいの立場だと思うんですよね、松本人志って。

もうひとつ。優勝できるパターンの片鱗を一瞬感じたような気がしたんですよね……もちろん答えは出てないんですが(俺なんかに出るわけない)。コントをやりつくしてるコンビにとって、お気に入りのコントって「数あるコントの中でもキラッと光る特別なやつ」だと思うんですね。このパターンは誰もやってない、自分らにとっても納得の、自分たちだけの愛すべきコント。でもそれって、キングオブコントで優勝できるコントとは違うような気がしました。キングオブコントで最大に笑いが取れるコントって、コント職人の彼らのDVDの中に収録されて異彩を放つ考え抜いたコントじゃなくて、もっとその場の熱気を渦にできるようなコントなんじゃないかな、と。登場人物は「理解できないエキセントリックな人」よりも「アホな人」ぐらいが刺さる気がする。ナルホドを積み重ねて華麗な着地を決めるより、ベタなテンドンを繰り返してゆさぶってうねりを大きくすることを考えた方がいい気がする。なんだか「DVDに収録されてたら後から思い返してコレが面白かった、って言うよね」って思えるようなコントで勝負してる人たちが多かったな、と思いました。

M-1で結局「しゃべくりで手数を多く詰め込む」って必勝パターンがあるわけですから、キングオブコントにもそういう法則を見出そうとして然るべきだと思うんですが。

なんてことを考えたキングオブコント2012でした。

Amazonと同じことやってくれる日本企業募集

それこそ10年とか昔、Amazonってすげえ便利って鼻息荒くして、本だのCDだのバンバン買ってた時代がある。そんでもって当時「電化製品だの食料だの買えるようになったらリアル店舗なんて滅びちゃうんじゃないか」とか言ってて、本当に買えるような時代になったもんね。職場の皆がまだAmazon使いこなしてない頃、Amazonが扱うカテゴリ増やしてガンガン成長していく様は、まるでロールプレイングゲームの英雄が活躍している姿のように見えてた気がします。

でもちょっと前に不遜な噂を聞いて。「Amazonは海外の企業だから日本に税金払ってない」みたいな話。えっ、Amazonでモノ買っても儲かるのは日本じゃなくてアメリカなの、って思っちゃった。もちろん販売品自体は日本製だから、日本のメーカーには儲けあるけど、流通の儲けは無いわけでしょ? しかも送料無料って、いくら超の付く大口とは言え、どんだけ物流会社を泣かしてるのかって想像しちゃう。

どうせお金を使うなら日本の経済に少しでも寄与したいと思う。でも、実際Amazonが安いんですよ。DVD付きの初回限定品CDとかだと2割近く安くなったりする。しかも送料無料。この価格差は大きいんですよね。

っていうか日本の流通はなぜ、Amazonと同じことができないのか! 丸パクリでいいから同じことやってくれたら、俺は絶対その会社を使うのに。お願いします! Amazonと全く同じことやってくれる日本企業急募!

そんな状態なもんで、今週発売のモーニング娘。の13枚目のアルバム『(13)カラフルキャラクター』も18%引きのAmazonで3,105円で購入する人も多いかと思いますが、ちょっと待って欲しい! タワーレコードも肉薄しています。

http://tower.jp/item/3124811/

3,780円の15%引きで3,213円。ポイントが32円分つくから3,181円とほとんど変わりません。しかも今週はポイントがなんと15倍で480円分もついちゃう。タワレコやってんじゃん! Amazon以上のことできてんじゃん! 送料も無料!

もちろん値下げだけがすべてじゃないけども、どうせなら日本の企業を応援したい。しかもタワレコの嶺脇社長は本当に信頼できる、男の中の男……。Amazonと同じことができる日本企業の登場については今後も期待しつつ、CDはタワレコで買うことにしてる俺であります。

……。

えっ、タワレコってもともと外資の会社だろですって? いいじゃないですか今は日本の企業なんだから……。

えっ、親会社であるところのNTTドコモ経団連のメンバーで、経団連が世の中を牛耳ってなけりゃこんなに原発依存の世の中になってなかったんだから関連会社に金を落とすのよせ、ですって? それを言い出すと本当に何も買えなくなっちゃうんですよね……。

好きな曲を出発点にして音楽に詳しくなれるのは絶対楽しい

このインタビュー記事が最高に面白かった。
http://www.cdjournal.com/main/special/song_of_the_heroines/645/4
俺の好きなアイドル楽曲の「種明かし」みたいなことがたくさん書いてあって鼻息荒くして読んでしまった。

結局歌謡曲って「既存の音楽に対するリスペクト」でしかないのかな? それって結局「焼きなおし」でしかない? やってることは「パクリ」と一緒? 新しいものを作った人だけが正義なの? いやリスペクトとリスペクトがぶつかる化学反応で既存を超える新しいものが生まれるんだ!(たぶん) だとしたらやっぱり、いい音楽をたくさん知っていたほうがいい音楽を作れる可能性が高まるってことだ……。

本当に音楽自体の知識がなくて悲しくなる。出先のお店のBGMで黒人音楽の有名な曲がかかると「俺の好きなアイドルの曲みたいでかっこいい! もっと聴きたい!」と思っちゃうことがしばしばある。いい音楽が流れてるのにそれは頭上を素通りしてるだけ……みたいな日々だけど、ちゃんと捕まえて、ちゃんと向き合って生きてくみたいな人生だったら今と違っていたかしら?

有名な音楽CDを知らないという意味だけじゃなくて、音楽理論みたいなことも全くわからない。子供の頃ピアノでも習ってれば少しは理解できたのかな? あるいは今から習っても身につくのかしら。今まで出会った自分の好きな楽曲が、音楽理論に詳しい友人に「あれはこういう部分でこんな面白いことをしてるのが凄い」とかって聴くと興奮する。なんだか自分の選択が正しかったみたいな、裏付けをもらったような気分になる。

前にMOK Radioで、タクヤさんが自分の若い頃やってたバンド「ルノアール」の音源を流してた時、唐木さんが「この曲の何が凄いってベースがずっと間違ってるんだよね」みたいなことをおっしゃってたのが面白かった。タクヤさんは「間違ってるって何だよ? これ俺が作ったオリジナルの曲なのに!」とかわぁわぁゆってたんだけど俺もそう思った。自分が作った曲なのに間違ってるって何? ラジオ聴いてるリスナーさんの反応も「そうそう」「コードが○×……」とか言ってて。俺はいまだに何が間違ってたのか(何がセオリーどおりじゃなかったのか)わからないけども、たぶん音楽理論的なものが備わってたら違和感があるってことなんだろう。唐木さんがすごく格好よかったし憧れたよね。

冒頭のインタビューの話に戻るけど、記事をわかりやすく説明する為にYouTubeの埋め込みリンクがあるわけですよ。これをセットで観るのが楽しい。雑誌じゃできない、まさにインターネット的な楽しみ方じゃないですか。でもこの記事読んでもわからない言葉はいっぱい出てくるわけですよ。もっと贅沢言わせてもらえるなら、もしもこの記事の右側5分の1くらいが脚注エリアで、例えば記事本文に「ニュー・ジャック・スウィング」って言葉が出てきたところの真横にニュー・ジャック・スウィングの説明があって、まさにこれがニュー・ジャック・スウィングの代表曲だよねって紹介があって、さらには何がどうなってたらそれはだいたいニュー・ジャック・スウィングを取り入れてる証拠で、「このサビのこの楽器のシャララ〜の部分がまさにニュー・ジャック・スウィングの特徴です」とか書いてあって、その顕著な例が日本でもヒットしたこの歌謡曲です……みたいなことになってたら、もう、最高に面白いと思うんですよね。超読みたい。

いや、気になるキーワードをいちいちGoogle検索して自分でつきつめていけばいいんでしょうけど、リンク先の記事をクリックすることが正しいのか、俺には判断がつかないんですもの。このインタビュー記事から移動せずに、このインタビュー記事を書いてくださった方にそこまで教えてもらえるなら、読み終えた後に「記事で満足したらクリックしてください(クレジットカード決済で100円投げ銭できます)」ってボタンがあったら迷わずに押すよね。絶対満足できるもん。

なんてことを考えちゃうくらい面白い記事でした。っていうか俺が平田祥一郎好き過ぎなだけか? いや、1個前の松井覚の記事もむっちゃくちゃ面白かったもんなぁ……。

ナタリー「ニュースメールとマイページ終了のお知らせ」に寄せて

http://natalie.mu/sitenews/94

ナタリーでは2012年6月20日を持ちまして、ニュースメールの配信とマイページ機能の提供を終了いたします。新規ユーザーの登録受付も4月25日で終了いたします。
(中略)ニュースメールの配信は終了しますが、ニュース更新情報はTwitterFacebookRSSなどでも配信していますので、今後はそちらをご活用ください。

mixiにも何やら今後の展開がありそうだし、2012年は俺が愛したウェブサービスに関して、俺の中の何かの一区切りなのかなーと思ったりしています。実際、10年も20年も形を変えずに続くウェブサービスなんて稀有なんだろうし、マーケティングを重ねてスクラップアンドビルドさせていくのが当たり前なんでしょうね。

ニュースメール配信およびマイページ機能終了の理由は「利用が少ないから」とのこと。俺にとっては毎日届くメールがずばり「ナタリーを利用すること」そのものだったのでとにかく悲しい、というのが正直なところです。メールから個別記事へのダイレクトリンクも復活してますます便利になったあとだけに残念。

「自宅PCの前に座ってネットを楽しむ」という生活から離れてしまった俺にとって、自分の好きなアーティストを登録しておいて、ニュースが入ったら教えてくれるってサービスは本当に便利でした(便利です)。プッシュしてきてくれるところがすごい。届いたメールはフローしないからね、俺の携帯電話の中では。読み逃さないし既読未読がすぐわかる。

仕事中、携帯電話に届いたナタリーからのメール、件名の冒頭が例えば「モーニング娘。光井愛佳……」だったりすると本当にドキッとするんですよね。メンバーの身になんかあったんじゃないかって。それが「〜写真集発売イベントで大盛況」みたいなお知らせだとものすごくほっとするわけですけど。その意味でナタリーからのニュースメールはエキサイティングでした。でもタクヤさんにとっては退屈でつまらないんですって。理由は「(届くメールの内容、全部)知ってることばっかりなんだもん」って! そりゃそうですよ編集長なんだから。

タクヤさんのいる前でも言ったんだけど、ナタリーが情報を更新したらメール配信で教えてくれるサービスをどっかが始めてくれたらいいんじゃないかな、と思いますけどどうですかね。登録キーワードでAmazonの更新状況がわかる「新刊.net」みたいなサービスもあるんだから、ナタリーの更新をメールで教えてくれるウェブサービスがあってもいいような気がするんですけど。そのメールに広告が含まれてて、ちゃっかりいい感じの収入が入るシステムになったりしたら、さすがのナタリーも怒りますかね。怒りますね。ウェブサービスだったら怒られるけど専用フリーウェア(アプリ)だったら怒られないかも? 怒られますね。

思えばナタリーはサービス開始以来ずっと成長を重ねてきたわけです。SNS機能も懐かしいし金平糖も懐かしい。N.A.O.Y.A.……は今も稼働中か。ウェブサービスの仕組みとしては完成し、メディアとして押しも押されぬ存在になったナタリーが、次のナタリー、次のサービスとしてどんなものを考えているのかはわからないけれども、今後もきっと俺があっと言うような、心底感心感嘆しちゃうようなニュースで満足させてくれると確信してます。なんつったって根底に「ニュースは全部載せる」っていうゆるがないポリシーと、愛情とセンスに裏打ちされてますから。……俺にセンスとか褒められても迷惑なだけですね。

ニュースメール配信およびマイページ機能お疲れ様でした。今後のナタリーのますますのご発展を心よりお祈り申しあげます。

 

「やっぱり続けます」っつってリリースを撤回していただく分にはぜんぜん大歓迎です。

頭皮が乾燥肌でかゆい(ステマとアフィリエイト)

ずっと乾燥肌で悩んでましてとにかくかゆい。漢方医にかかって漢方薬をとっかえひっかえ試しています。漢方はわりとあってるみたいで、皮膚科でステロイド入りの軟膏をもらって塗りたくっていた数年前に比べたら格段に良くなった気がします。漢方のおかげだけじゃなくて、クリームでの保湿にこだわって、調子が良くても塗り続けるように変えたのも大きいと思ってます。

でも……頭がかゆい! 頭皮がかゆいんです。毎晩しつこく頭を洗ってしつこくすすいでも全然かゆい。他の肌と違ってクリームを塗るわけにもいかないので、かゆい日は「飲み薬でただ我慢」ってのをずっと繰り返してたんです。そんな中、最近この商品に出会いました。

本当はシャンプーとセットで使ったほうがいいらしいんですが自分はまだコンディショナーだけ。半月ほど使ってますがすごく良いです。かゆくない! 今後俺の身体がこの商品に慣れちゃったらまたわかんないですけど、とりあえず今はすごくいい感じです。「人前で頭をかきむしって不潔っぽく思われるんじゃないか」という不安が一気に減りました。ものすごい細かいフケみたいなものも減った。俺みたいな「もともと頭皮が脂性でもないし、毎晩洗ってるのにとにかくかゆい」という人には絶対オススメです!

……っていう上記の感想は俺の心からの意見で本当なんですが、最近こういうことをブログで書く人が減ったような気がします。肌感覚ですけど(ちなみに感想とか肌感覚とかは駄洒落を意識しての発言ではありません)。

そんでもって、こういう風に何かを絶賛する文章を挙げてると「ステルスマーケティング的なアレ?」って言われるんじゃないかっていう懸念も増えてきました。本来、企業が一個人のふりして特定の商品を推薦したり、ライバル企業の商品を腐したりするのはWindows95時代のインターネットにもあったはずなのに、クチコミを効率的に集めて数値化するようなウェブサービスが増えたばっかりに、ここ最近ものすごく「ステマだ!」みたいな嫌儲主義の方々にいっせいに攻撃されるようなシーンが増えました。

ステルスマーケティングは嫌われてもいいと思うんですが、アフィリエイト自体は否定する必要ないと思うんです。

たしかに企業が勤務内容のひとつとして、個人のフリをして自社商品を褒めて他社商品を貶すように指示していたら、それを外注していたらって考えると抵抗はあるわけですが、オススメしたいアイテムのレポートを公開して、読んだ人が気に入って購入して同じように効果に喜んで、企業も儲けて、経済も回って、レポート書いた人に数十円チャリンとアフィリエイトが入るってのは、誰も損しない素晴らしいサークルだと思うんです。

俺はその幸せなサークルを信じてて、5年前から「20XX年 私のBEST BUY」ってブログをやってます。胸張ってステマじゃないよって言えるのは「書いてるのが全員俺の友人だから」。たとえ紹介している商品が書いてる友人の勤める企業の売り物であったとしても、友人は俺のブログであるからこそ、薦められないものを記事にしようとは思わない、って信じてるんです。俺の信じてる友人のオススメの商品だから、俺も安心して閲覧する皆さんに薦められる。ブログ経由で購入してくれれば俺にアフィリエイトフィーが入る。俺はそのアフィリエイトフィーを納得の方法で使わせてもらう。みんな幸せで、誰も不幸せにならないと思いませんか。これ、「商品単位でクチコミを集める」システムではなく、「信頼できる推薦者単位でクチコミを集める」システムです。友人っていう名の信頼単位。信頼と言う名の貨幣価値。

ステマは悪」みたいなことが捻じ曲がって伝わって、アフィリエイトまで否定される、みたいな時代にならないといいなぁ、と思ってます。それと、俺よりももっとたくさん友人が居て、俺よりももっと注目の集まるブログを作れる「ネットの有名人」の人はたくさんいるんだから、そういう人がみんな「20XX年 私のBEST BUY」をやったら、もっともっとみんなが幸せになるのになぁと思ってます。

……えっ? 「良いこと書くなぁ〜」ですって? いやぁ〜〜♪ そんなに褒めないでくださいよ(ポリポリ)。……今あたま掻いたのはかゆいわけじゃないですよ。