コンバットII最終回を観た

平成ノブシコブシが卒業した後、明らかに迷走している感のあったコンバットIIがあっけなく終了してしまった。毎週楽しみにしていたので(録画だけど)残念だ。でもしょうがないかな、という思いはある。「夢で逢えたら」「とぶくすり」「はねるのトびら」のようには行かなかったわけだ。なんつって出演者の入れ替えしてしれっとコンバットIIIが始まったりしてね。
最終回で「コンバット一 出番の少ない男」川島佐助が、金八先生の卒業シーンよろしく一人一人にダメ出ししていくんだけど、これが思いの他……というかものすごく的確で、ちょっと引くぐらいびっくりしてしまった。「覚えておいて欲しい一言」が無関係で唯一そこが面白い、というネタなんだろうけど、そこまでのダメ出しがリアル過ぎて全然笑えなかった。最終回までの川島の扱いとのギャップってのもあるな。とにかく的確でおののいてしまった。
特にBURN高田千尋に対して厳しかったんだよね。当初は「高田さん(さん付けで)はいいんじゃない? そのままで」ってコメントを飛ばそうとしたの。そこで高田が切れて食い下がるわけ。その高田に対して川島が仕方がないかってな態度で言うわけですよ。

川島「じゃあじゃあ、じゃあいいよ。一個質問するよ。高田がコンバットに入って半年だよな?」
高田「はい」
川島「この半年の間に、お前何回セックスした?」
(場内爆笑)
高田「えー、なに、違う違う、公共の電波を使って、あなたは何を聞いてるんですか?(机をたたく)」
川島「何回?」
高田「えー(てれ笑い)。……わかんない、ですけど、でも」
川島「したな?」
高田「……しました」
川島「やっぱりな! お前はさ、出ちゃってるんだよそれが、画面に!」
高田「は?」
川島「画面に出ちゃってるの。女芸人は、それが出たらおしまいなんだよ。な、みんな消してんだよそれを他の女芸人。でも高田は出ちゃってるの。な、お前くせぇんだよ! 女くせぇの!」

高田はマジ切れしてしまい、場内は笑っているものの、観てるこっちとしてはかなり引いてるわけです。だってその通りですもん。彼女がお笑い芸人っぽかった瞬間って、少なくとも番組内で一度もなかった気がする。彼女が自分を捨てて何かをやってるネタなんて何一つなかった。だからこそ俺も「あんまり言うなよ、かわいそうじゃん」と思ってしまい、同時にそれが一人前の芸人として出演している人への気持ちでないことがハッキリわかった。無意識だが明確なみそっかす扱いだ。
その後高田のブログのコメント欄が荒れて、管理者によるコメント削除が相当あったみたい。今はおつかれさまコメントしか残ってない。川島のブログには片鱗あります。
http://ameblo.jp/burn-chihiro0416/entry-10141822279.html
http://guliversasuke.laff.jp/blog/2008/09/post-a77b.html
出演者はその場で初耳だったかもしれないけど、各人への指摘内容については川島ひとりで考えられたものであるわけがなく、明らかに構成作家によるもの。「放送終了は全てお前らの成長の無さによるもの」と作家が断言しちゃう感じ。いずれにせよ、ああいう暴露ネタで最終回を丸々一本使って、最終的に「胴上げ→落としてボコボコ」というサゲしか用意できず、全く笑いに消化できなかったっていう意味では、コンバットIIは明らかに「負け」だったなーという気がする。聞いてる全員、誰も笑い取れなかったもんなー。
あ、もちろん、高田がセックスしていたと聞いてブログに嫌味コメントを書き込みに群がった人々が、人間としては最下層ね。