実は使い方を間違えていた言葉

http://ranking.goo.ne.jp/ranking/015/japanese_mistake/
よく話題になるものが多いなと感じたけど、いくつか知らないものもあった。どれを知らなかったかは、恥ずかしいから秘密だけど……ひとつは「奇特な人」。ほめ言葉じゃんね。これは30年前のジャンプ放送局が根源だな。当時もたくさん識者からの指摘があったろうに。
こんな風に間違えて認識されている言葉はたくさんある。違うの意味にとらえられてしまう確率が50%だとしたら、注釈無しに使うのはあまりにもおっかない。「彼は俺にとって本当に気の置けない友人で……って、あの、心から気心が知れていて間に気が置けないって意味、気が休まらないって意味じゃないよ?」とかわざわざ説明してリスクを回避したつもりで、相手に「わかってるよ!」と苛立たれてもつまらないことだ。で、結局俺は「だったら使わない」を選択してしまう。「彼は気心の知れた親しい友人」といえば済むことだから。
そうやって結果的に「言葉狩り」をしてしまうのは俺なんだ。日本語というものに意識的でありたいなと思いつつ、要らん摩擦があるくらいならと本当に使いたい言葉を飲み込んでしまう。でもまあ、実際啓蒙していこうなんて崇高な意思もないしねぇ。こういうまとめページが皆に知られて、数年後にはこれらの間違いが駆逐されるとも思えないしねぇ。